旅行記(3、4飛ばして5日目)

3日目、4日目はインターンで疲れてしまって、ホテルに篭りっきりだったので、特に書くことがない。強いていうならば、毎朝駅前に大日本印刷という会社のシャトルバスが止まっていたのだが、その略称がDNPだったことぐらいだろうか。多分Dai Nippon Printingなのだろうが、「大」と「日本」はローマ字なのに、「印刷」だけ英語なのだろうか。英語に統一するならGreat Japan Printing かな。まあでもグレートジャパンとか自称するとちょっと傲慢な感じがする。国名にグレートがつく国といえばイギリスだけど、Google翻訳で「大英」といれるとちゃんとGreat Britainと訳された。「大日」と入力するとDainichiと出た。まあ日本に大日っていう地名があるしね。「大米」はLarge Rice、「大蘭」はBig Orchid と大きい米とか、大きい蘭という意味で認識された。「大豪」とか「大露」は、Great man とか Great dewとかグレートではあるが、国名としては訳されない。おっ、「大独」はGreat Germanyってちゃんと出るね。ちなみに「大仏」はもちろんGreat France とは訳されない。

話が逸れてしまったが、インターンを無事に終えた5日目から、旅行に出かけた。この日の行程は次の通りである。

茨城県つくば

関東鉄道バス

土浦駅

常磐線

水戸駅

↓  常磐線

福島県双葉町

常磐線

宮城県仙台市

 

つくば→水戸

ホテルをチェックアウトした後、常磐線に乗り換えるためにバスで土浦駅まで移動する。高校生の通学ラッシュの時間帯だったので、バスはとても混雑していた。でも、旅行先で高校生の通学に遭遇すると、こう何か日常の中に紛れ込んだようで少しソワソワする。まだ9月にもなっていないのに、こんな朝早くから登校とは、高校生は大変なものである。一方で大学生はインターンが終わった途端、荷物を放り投げて旅行に出かけているのだから、お気楽なものだ。

土浦駅から水戸駅に向かう。水戸駅では、次のいわき行きに乗り換るために、少し時間があったので、駅周辺を散策する。と、水戸の納豆記念碑を見つけた。何を記念しているのかよく分からないが、水戸の納豆そのものを讃えているのだろうか。まあ確かに、納豆といえば水戸、水戸といえば黄門、くらいには納豆は水戸に貢献している気がする。

水戸の納豆記念碑

水戸→双葉

いわき駅で乗り換え、双葉駅で下車する。後で知ったのだが、双葉駅周辺はつい数日前に避難指示が解除されたらしい。一年前くらいに常磐線が全線開通したことは知っていたのだが、いいタイミングで来れた。駅近くには何軒か家が建っているのだが、人が戻っていないためか、一部壊れたまま放置されている建物が目立った。町の一部は未だに11年前の地震が起きた状態のままであり、2011年から時間が進んでいないような心地がした。

崩れたままの民家                さびれた病院

双葉町では所々に放射線量の空間線量率の計測が行われている。訪れた日の、旧双葉町青年夫人会館近くの放射線量量は1.178μSv/hであった。除染の検討を行う基準が0.23μSv/h、除染作業時に個人線量の測定を行う基準が2.5μSvh(環境省)であるから、そこそこの値といったところか。

線量計

その後、沿岸にある東日本大震災原子力災害伝承館に向かう。双葉駅前に無料のシェアサイクルがあり、それに乗って駅から大体10分位のところにある。綺麗な新しい道路が整備してあるおかげで、伝承館に向かうのは楽なのだが、点在する人気の無い民家と、工事現場やその宿舎などを見ると、震災から11年経ってようやく復興が始まりつつあるんだなということを実感する。

東日本大震災原子力災害伝承館は去年に出来たらしく非常に綺麗な建物だった。ただ、観光客はまばらである。

すごく切実なポスター

社会見学があるらしく、いわき市の小学生の団体が訪れていた。ただこの子達は震災の頃は赤ん坊だったか、まだ生まれていなかったと思うと感慨深い思いがする。

展示では、震災前の小学生が書いた、原発の体験学習の感想文が特に印象深かった。今じゃ考えられないほど、町は原発に肯定的だったことが垣間見えた。

震災前の原発体験学習の感想文

語り部の人のお話も聞いた。双葉町の北の相馬市の方だそうだ。普通の復興は地元の人が震災後の町を立て直していくのに対し、双葉町は町を綺麗に立て直してから地元の人を呼び戻す、順序が逆の復興になっている、という双葉町特有の復興事情についてお話が聞けた。

原発周辺はいまだ立ち入り禁止になっている

双葉→仙台

双葉町から宿泊地の仙台へ向かう。まだ時間があったので、途中新地駅で下車する。新地駅周辺の一帯はは2011年に津波で流されてしまったそうで、何もない平野にポツンと立派なロータリーがあって異質な感じがした。やっぱり海の近くにはあまり人が住んでいないのだろうか。これだけ駅前のコントラストがはっきりしていると、逆に近未来的な気がする。

夜に仙台に到着する。楽天イーグルス推しがすごかった。